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口耳ノ学
業界の風雲児「舟積一洋」が
語る日々の「業界よもやま話」

1月度 首都圏マンション市場動向

2021.02.19

<新築マンション市場動向>
     ※不動産経済研究所調査

 〇新規販売戸数 1,325戸(対前年同月7.1%増)
 〇契約戸数   902戸
 〇契約率    68.1%(前月62.6%からアップ)
 〇平均価格   5,824万円(対前年同月30.6%ダウン)
 〇即日完売   30戸  
                
 ※月間供給数は2ヵ月連続の増加
 ※契約率は先月の62%から68%と上昇
 ※平均価格と㎡単価はともに2ヵ月連続の下落
 ※販売在庫は8,492戸で12月末に比べて413戸の減少


<中古マンション市場動向>
     ※東日本レインズ調査
 
 〇成約件数     3,480件(対前年同月+29.9%)
 〇㎡単価     57.57万円(同+2.3%)
 〇成約価格    3,772万円(同+2.7%)
 〇新規登録件数  13,480件(同-22.3%)
 〇在庫件数      37,054件(同-22.2%)

 ※成約件数は1月としては過去最高を記録
 ※成約価格、㎡単価は前月に引き続き上昇した
 ※新規登録件数は17ヵ月連続で前年同月を下回る
 ※在庫件数は14ヵ月連続で前年同月を下回る

デベロッパーは戦略上12月に大量供給するので
1月は反動で供給が少ない月となります。
それでも、対前年で7%の微増となりました。
都心部の高級マンションの分譲比率が減った
ことで、平均価格は大幅に低下しています。

中古マンションは引き続き活況を呈しています。
契約件数は1990年の5月のデータ収集依頼
過去最高となりました。
成約㎡単価は9ヵ月連続上昇、契約価格も
8ヵ月連続の上昇となりました。

コロナの影響は不動産業界には好機に働いて
いるようで、生活様式の変更に対応する意識が
購入者を動かしているように見えます。

年が明けて不動産市場は盛り上がっていると
言っていいのかもしれません。
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