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口耳ノ学
業界の風雲児「舟積一洋」が
語る日々の「業界よもやま話」

10年前のブログ

2021.03.12

※10年前、3月14日のブログです。

被災して亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。

 阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、9.11テロ・・・。記憶に残る災害や事件は数多くありましたが、今回の地震は比べるものではないにしろ、最大・最悪な出来事です。私は、会社のそばにいたので、すぐ会社に戻りテレビをずっと見ていました。報道も最初は意外とのんびりした発信内容だったような気がします。仙台空港の津波の映像あたりから、報道サイドの認識が変わってきて、伝わってくるものに恐怖を感じるようになってきました。そしてこの現状です。
 今回の地震は一過性ではなく、今後さまざまなことが起こると指摘されています。まずは余震。この3日、1週間、1ヶ月と予測されていますが、必ず大きな余震が来ると公言されています。万一、この打撃の中で予想以上に大きな余震や新たな大地震か起こるようであれば、日本が壊滅することにもなりかねません。こればかりは、天に祈るしかありません。次に原発問題。電力の減少は豊な生活を長期に渡って与えられてきた我々にとって大きな打撃です。電気がなければ何も出来ない錯覚に陥ります。その他にも交通機関のマヒ、就業の不安、ガソリン不足、東北の生産能力欠如、日本経済など考えるときりがありません。もちろん為替や株もいい方向にはいかないでしょう。
 これから被災地の復興計画が策定されることになります。水没した地域に住居を作るとは思えません。しかしながら漁業で生活してきた人達は海から遠ざかることはできないでしょう。漁船を失った方も沢山いるでしょう。亡くなった漁師さんも。そうなると、高いところを開発して住居を作る必要があります。もちろん安全な港も。どれくらの時間が掛かるのか見当がつきません。関東に移住する人も出てくるでしょう。命の次に大切な住宅問題は切実です。
 管総理大臣のリーダーシップのなさは、怒りをこえて悲しくなります。対応力が無いのはしょうがないとして、国民が元気になるような演説が何故出来ないのかとおもいます。昨日も原稿を読みながらの演説でした。オバマ大統領や小泉さんならもっと力強い演説をしているでしょう。
 東京を歩いていると、何事もなかったような気になってしまいます。とりあえず自分の身の回りの利益確保をしている人はみかけますが。これも否定できません。しょうがないことです。しかし、日本人のモラルの高さは外国が賞賛する以上に私達は知っています。今こそ、利害を超えた協力をするのです。義援金を送ることです。

たいした内容ではありませんが、自分の気持ちの記録のために書きました。


震災後初めてのブログです。
文章が混乱しているのがわかります。
なんだかコロナに通じるものを感じます。
総理大臣の名前も頼りなさも同じなのは
皮肉です。

昨日の報道番組を見ても、復興は道半ば、
原発問題も遅々として進んでいない。

震災からまだ10年経っただけなのです。




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