口耳ノ学
業界の風雲児「舟積一洋」が
語る日々の「業界よもやま話」
3月の住宅着工件数
2021.04.29
※4/28 国土交通省発表
◎3月の新設住宅着工戸数は
7万1,787戸
⇒21ヵ月ぶりの増加
【利用関係別】
〇持家 2万2,340戸 ⇒5ヵ月連続の増加
〇貸家 2万7,245戸 ⇒31ヵ月ぶりの増加
〇分譲 2万1,824戸 ⇒増加に転じた
<分譲の種別>
・マンションは1万392戸と増加に転じる
・一戸建は1万1,319戸と16ヵ月連続の減少
全体的に着工件数が伸びているなかで
木材不足がにわかに騒がれています。
◎木材不足により
建築価格は高騰か?
<原因>
・コロナ禍によるテレワーク化が全世界で
トレンド化しており、特にアメリカでは
都心の集合住宅から地方の一戸建てへ
需要が極端に拡大。
・高買いする中国の木材需要の増加
・世界的なコンテナ不足によって、
ヨーロッパからの集成材が日本に
入らない状況
・輸入における為替の影響
<ハウスメーカーの現状>
・集成材は2割以上仕入単価が上がっている
・建築費で60万円ほどの値上げしている
・2×4工から在来工法に切り替えている
・木材のストックは夏頃までしかない
国産木材を中心に仕入れしている大手の
ハウスメーカーはある程度の余裕があり
そうですが、中堅以下は夏場以降が
見えていない状況のようです。